オリャセ節

オリャセ節
永井白眉作歌
中山晋平作曲

桑の葉かげに　ハッチョオリャセ
小窓が見える　アリャサノサ
機を織る娘の　アリャサノサ
紅だすき
トントントンカラコノ　紅だすき
ヤレトンカラコノ　ハッチョオリャセ
都間近く　ハッチョオリャセ
十里の西に　アリャサノサ
ここは機場所　アリャサノサ
八王子
トントントンカラコノ　八王子
ヤレトンカラコノ　ハッチョオリャセ
（以下続く・・・）

八王子はかつて繊維産業で栄えた街です。
繊維産業の最盛期である昭和2年に作られた歌がこの
オリャセ節だそうです。
「ハッチョオリャセ」とは「八王子」にかけてあるそうで、
「トントントンカラコ」には機織りの音を
「織り込んで」いるという意味があるそうです。

作詞・永井白眉、作曲・中山晋平、振付け・水谷八重子。

実際に節を付けたのは、当時の八王子芸妓・三吉さんでした。
中山晋平が歌詞を見ながら曲想を伝え、彼女が三味線で弾いて
この唄が作られたと伝えられています。

昭和２年に作られたこのオリャセ節ですが、この度
日本フォークソング連盟主催の全日本民踊指導者講習会
というものがあり、それに採用されたそうです。

北海道から沖縄まで１０００人の指導者が集まるこの
講習会で「オリャセ節」が伝わり、全国各地に
波及・伝達されていくことになるでしょう。

「オリャセ節」一度は観て聴いてみたいものです。

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